◆ユングサロン/最新セミナー◆

  

2019年(通期)テーマ『東西比較文化・思想』

 

※事前のお申込みは不要ですが、初めて参加される方は、下記事前受付登録にご協力お願いします。

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■演題:「インド思想の展開 ~ヴェーダーンタから密教へ~」 

 

■開催日:4月18(木)  19:00~21:00 (開場は18:45)

 

 4 月の講師は昨年 10 月に引き続き、大本山室生寺の要職にありユンク゛にも詳しい仏教思 想研究者の網代裕康氏て゛す。前回は「津田仏教学入門」て゛したか゛、今回はこれを受けての 本論て゛す。網代先生にはこれまて゛「フ゛ッタ゛の根本体験とユンク゛の個性化」「イント゛哲学とユ ンク゛」「密教における行の実践」なと゛7回講演をして頂いております。

 

講師メッセージ

 紀元前十二世紀頃の古代イント゛て゛成立した『リク゛・ウ゛ェータ゛ 智 の詩(リチ)』に登場するフ゜ルシャ(原人:神人同型的巨人て゛あり、同時に人を意味する)の観念は、属性はそのままに、『ウ゛ェータ゛ーンタ(「 智 の極致」の意)』と呼ふ゛ところの、ウ゛ェータ゛聖典の終結部、即ち『ウハ゜ニシャット゛(思考内容を表す簡潔な定句)』のフ゛ラフマン(梵:世界の汎神論的 実在性の原理て゛あり、最高神)へと継承される。更に大乗仏教の『華厳経』及ひ゛密教の『大 日経』『金剛頂経』の法身ウ゛ァイローチャナ(大日)へと受継か゛れ、密教思想史におけるタ ントラ仏教の頂点に位置する『ヘーウ゛ァシ゛ュラ・タントラ』に至って、ヘールカ神たるヒ゜ トリ(父:ヒ゜ターテー汝の父)へと変貌を遂け゛るのて゛ある。今回は、これらを統一する津 田眞一氏の独創的術語て゛ある<開放系の神>についてこ゛紹介したいと思います。

  

■講師:網代裕康

  真言宗室生寺派蓮華寺住職 大本山室生寺責任役員・教務執事 

 大正大学大学院修士課程修了(仏教学専攻)。東方学院にて津田眞一博士(国際仏教学大学 院大学名誉教授)に師事(1988~2008)。日本印度学仏教学会・仏教文化学会・東方研究会・ 仏教思想学会・豊山教学振興会に所属。

 講演や執筆て゛も活躍、最新の寄稿は月刊『大法輪』2019 年 3 月号特集記事「阿弥陀如来と薬師如来早わかりカ゛イト゛」薬師如来とは? 

 

■会場:中野区産業振興センター(旧称 勤労福祉会館)

■会費:1000円

■問い合わせ先: jungtokyo_info@yahoo.co.jp(研究会事務局)

 

※セミナー時に撮影した写真を当研究会のホームページやFacebook等のソーシャルメディアに公開する場合があります。あらかじめご了承ください。

 

◆ユングスタディ 2019(前期)  ※事前の申し込みが必要です

 

「ユング『空飛ぶ円盤』を読む」(全4回)

 

 昨年度スタディでは、通年でユング『アイオーン』を読み進めてきました。『アイオーン』では、ヨーロッパにおけるキリストの表象が、様々な表象と習合しつつ、いかようにして「自己」のシンボルとして機能したかを象徴史研究の成果を用いて詳しく考察していました。

 これは基本的に歴史的素材の研究でしたが、はたして現代においては、自己シンボルはどのように現れているのでしょうか。これを扱ったのが、今回取り上げるユング生前最後の著作『空飛ぶ円盤』、原題「現代の神話」(1958)になります。

 ユングによればUFO とは、いわば一種の集団心理現象で、東西冷戦下の緊張のもとで天空に投影された「自己」の統合シンボルです。当時、UFO が実在するかどうかばかりが議論されていたところで、早い段階からUFO 現象の心理的側面を指摘したユングの慧眼には、驚くべきものがあります。

 

 テキスト:C.G.ユング『空飛ぶ円盤』、松代洋一訳、ちくま学芸文庫、1993.5

 

 テキストを持っていない、読んでいない方でも、資料を配布しますので参加可能です。また、開催日は原則として第1木曜日ですが、5月については連休があるため、第2木曜日を予定しています。日程や会場が変更する場合がありますので、ご注意ください。

 

進行役:白田信重、山口正男、岩田明子(ユング心理学研究会)

  

■日程:

第1回 2 月7 日(木) オリエンテーション、はじめに・噂としてのUFO

第2回 3 月7 日(木) 夢に現れたUFO

第3回 4 月4 日(木) 絵画におけるUFO・UFO 現象の歴史

第4回 5 月9 日(木) まとめ・心理学以外の観点から見たUFO・エピローグ

 

■時間:19:00~21:00 (開場は18:30)

■会場:中野区産業振興センター(旧称 勤労福祉会館)

■会費:1000円

■問い合わせ先: jungtokyo_info@yahoo.co.jp(研究会事務局)

 

※資料準備の都合等から、事前の参加申し込みが必要です。

※セミナー時に撮影した写真を当研究会のホームページやFacebook等のソーシャルメディアに公開する場合があります。あらかじめご了承ください。

 

第1回  オリエンテーション、はじめに・噂としてのUFO

 今期前半のユングスタディでは、ユングの生前最後の著作『空飛ぶ円盤』

(1958)を読み進めていきます。UFO神話の心理的背景について考察した著作です。

  

第2回  夢に現れたUFO

 第一回となる2月7日のスタディでは、まず最初にオリエンテーションとして、邦訳版には収録されていないユングの英語版への前書きを、拙訳にて読み進めました。ユング自身の経験から、UFOについての報道の偏りが噂話を作り上げ維持する様子が指摘されています。現代におけるマスメディアが、人々の欲望を形に

して元型的イメージを成立させるにあたって役割を果たすことへの問題意識が伺えます。続いてUFOに関わる事象の年表を参照しながら、UFO神話成立の背景を確認しました。

 

 これに続いて「はじめに」「噂としてのUFO」を読み進めました。そこでユングは、UFOについての様々な噂話や報道の内容を検証した上で、UFO現象の心理学的側面に注目し、それはいわば一種の集団的な幻視現象であり、東西冷戦下の緊張のもとで天空に投影された「自己」の統合シンボルの現れだとみなします。中世であれば、救いを求める心理に呼応して「神」の幻視が見られましたが、合理的な現代人はすでにこうした神を信じられなくなっています。しかし、地球の外から高度な工学的知識をもって飛来する円盤に乗った知性体が、地球に対して「救い」となる知恵を授けることなら、自然科学的知見と矛盾することなく信じることができる。つまりUFO現象は、現代における「機械仕掛けの神」であることになります。

 

 次回3月7日のスタディでは「夢に現れたUFO」を読んでいきます。UFOに投影されている人々の心理的内容を考察するには、人々の夢の中に現れるUFOがいかに扱われているかを見るといい。ここはいかにもユングらしい方法論になると思います。

 

第3回   絵画におけるUFO・UFO 現象の歴史

 ユングの生前最後の著作『空飛ぶ円盤』(1958)を読んで行く今季企画の、その第2回となる3月7日のスタディでは、「夢に現れたUFO」を読み進めました。この章では、UFOのイメージが現れたいくつかの夢を取り上げ分析することで、UFOに投影されている心理的内容とその現代的背景について考察しています。

 ユングは夢の分析を通して、一見して現代的な事象であるUFOイメージの中に、古代から生き続けている元型的イメージの表出を見出します。ユングによればUFOとは、心の全体性すなわち「自己」のシンボルであり、これが天上のしるしとして現われることで、すべての人に全体性を忘れるなと警告するものです。現代においては、人格の統一を脅かすような憑依現象が、社会や国家といった集団を大規模に襲っている。その時代において「私には何ができるか」と問うならば、「あなたが常にそうであったものにおなりなさい」としか答えられない、とユングは言います。このような危険から人を救うものは、個人を抑圧したり破壊したりせずに全体性に導くような、宗教的・ヌミノースな感動しかない。そしてそれは、意識と無意識の統合による個性化過程においてしか現れない。現代の危機的状況にに対抗できるのは、唯一、それぞれの個人の個性化過程のみである、というのがユングの問題意識になります。

 

 次回4月4日のスタディでは「絵画におけるUFO」「UFO現象の歴史」を読んでいきます。「絵画におけるUFO」では、現代絵画に現れたUFOに関わるイメージを読み解くことで、引き続きUFOに投影されている心理的内容とその時代背景について考察が加えられます。また「UFO現象の歴史」では、UFO現象に類似した様子を描いた歴史上の絵画を取り上げることで、この問題が古来から連続して起きているものであることを示していきます。

 

第4回   まとめ・心理学以外の観点から見たUFO・エピローグ

■アクセスマップ

 中野区産業振興センター  〒164-0001 東京都中野区中野二丁目13番14号

 JR中野駅南口改札口を出て,左側の交番のわき道を線路に沿い直進,コンビニの手前を右折して100Mほど進んだ左側の建物,徒歩4分

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