◆ユングサロン/最新セミナー

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2018年(前期)テーマ『現代におけるリベラルアーツの様相』

日時:4月19(木)  19:00~21:00 (開場は18:45)

 

会場:中野区産業振興センター(旧称 勤労福祉会館)

 

演題:中島みゆき『夜会』の世界 〜能に連なる鎮魂の芸術〜」

 

 1975年のデビュー以来、数々の名曲を世に送り出してきた中島みゆきは、70年代、80年代、90年代、2000年代の4つの年代でシングルチャート1位に輝いた唯一の女性アーティストだ。彼女のライフワークともいえる「夜会」は、〝コンサートでもない、演劇でもない、ミュージカルでもない「言葉の実験劇場」〟をコンセプトに1989年にスタートし、中島が、脚本・作詞・作曲・歌・主演の5役を務める世界でも類をみない舞台芸術である。本講座では、この「夜会」と本阿弥、世阿弥が確立した「能」との意外な関連性を論ずる。

 

講師からのコメント:

 落ち込んだとき中島みゆきの暗い歌を聞くと元気になるという話をよく聞きます。みゆきさんは自身の歌について語ることはほとんどありませんが、ユング「赤の書」の記述「死者の声にならない声を聴くことが鎮魂になる」を目にしたとき、これがみゆきさんが歌う理由なのだと直感しました。その後、夜会の世界を知り、直感は確信に変わりました。さて、死者の鎮魂といっても特段なことはなく、万葉集の挽歌、精霊流し、盆踊りなど、日本人は古来からそれを当たり前のように行ってきました。世阿弥が確立したとされる夢幻能も舞台上で、死者(幽霊)が鎮魂されます。夜会も、幽霊のほか、夢幻能の手法である異界の出現、時間軸の逆行、仏教的な教訓などが随所にみられるのです。

  

講師プロフィール阿部 美穂

 山梨県出身 山梨大学 工学部卒  消費生活アドバイザー
抽象絵画作家(ニューヨークCaelum Gallery、上海風月舎画廊で作品展開、上野の森美術館、金沢21世紀美術館等で展示実績)日中桂林芸術交流協会員、日中現代芸術交流協会員、パステルファンタジー協会員、東京都消費生活啓発員、港区商品テスト指導員、公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会東日本支部広報副委員長、日本詩吟学院準師範(所沢吟詠会理事)、ドラッカー学会員。

 

著作:「モンキー・D・ルフィの「D」はドラッカーだった」(経済界)、「PEACE CREATOR」・「パステルファンタジー」(共著、クオリアート)、「阿部美穂作品集」(風月舎画廊)

 

■会費:1000円

■問い合わせ先: jungtokyo_info@yahoo.co.jp(研究会事務局)

 

※セミナー時に撮影した写真を当研究会のホームページやFacebook等のソーシャルメディアに公開する場合があります。あらかじめご了承ください。

 

2018年前・後期 ユングスタディのご案内 ※事前の申し込みが必要です

「ユング『アイオーン』を読む」(第8回)

 2018年のユングスタディでは、年間を通して、第9巻・第2分冊となる『アイオーン』(原著1951年)を読み進める予定です。

 『アイオーン』は、心の全体性を表す元型である「自己」元型について、様々なシンボルを通して考察している論文です。ユング晩年の著作であり、さまざまな元型を統一的に理解できる整理された内容になっています。個性化過程の一通りの完成を示す「自己」元型ですが、決して固定された静的なものではありません。むしろ、時代(アイオーン)を通じて様々に変化する動的なものです。人間は、新たな時代には新たな事象を取り込んで、常に新たな全体性を作り出していかなくてはならない。それが人間にとっての大きな課題であるとユングは考えていたのでしょう。
 テキスト:C.G.ユング『アイオーン』、野田倬訳、人文書院、1990.10
 開催月:2018年3~6月(前期4回)、9~12月(後期4回)
 開催日:原則として第1木曜日19:00 ~ 21:00 (開場18:45)
 邦訳テキストについては、持参することを推奨しますが、邦訳そのものが絶版で古書でしか手に入らず、また高価でもありますので、原則としてテキストを持参しなくても参加可能な形にて進めたいと思います。
 なお、5月については連休があるため、第2木曜日を予定しています。また、会場取得の都合により日程が変わる場合がありますので、ご注意ください。詳細なスケジュールは追ってお知らせ致します。
         進行役:白田信重、山口正男、岩田明子(ユング心理学研究会)
 

時間:19:00~21:00 (開場は18:30)

会場:中野区産業振興センター(旧称 勤労福祉会館)

 

会費:1000円

 

問い合わせ先: jungtokyo_info@yahoo.co.jp(研究会事務局)

 

※セミナー時に撮影した写真を当研究会のホームページやFacebook等のソーシャルメディアに公開する場合があります。あらかじめご了承ください。

 

日程:

 第一回 3月1日(木)

 第二回 4月5日(木)

 第三回 5月10日(木)※第二週

 第四回 6月14日(木)※第二週

 


「ユング『アイオーン』を読む」(第2回/全8回)
 3月1日の初回ユングスタディでは、C.G.ユング『アイオーン』(野田倬訳、人文書院、1990.10)の序章、第1章「自我」、第2章「影」を読み進めていきました。
 まずは最初に『アイオーン』の全体の構成を概観しました。個人的無意識としての「影」の意識化を経て、アニマ・アニムスのペアとなるシジギーを意識化する段階では、結婚の四者性と呼ばれる四つ組のイメージが配置され、そこから心全体の中心となる「自己」が現れます。その「自己」のシンボルは、一者から四者への分割・再び一者への統合というプロセスを繰り返して、変化していきます。ユングは、キリスト教の時代において「自己」のシンボルがいかに表象され変化していったのかを検討することで、その背後にある人々の心理的変遷を明らかにしようとします。
 第1章「自我」においては、自我が意識領域の中心でありながら、その依って立つ基盤の相当部分が実は無意識であることが示されます。人間の人格は、決して意識的人格とイコールではありません。無意識をも含めた人格の総体の中心こそが、ユングの言う「自己」になります。続く第2章「影」においては、人格の劣等部分としての影が持つ無意識的な情動性と自律性が問題となります。無意識はその当人を往々にして捉え、自我をその支配下に置きます。他者へと投影されがちな影は、道徳的葛藤を伴いつつも、比較的には意識化しやすい、とユングは言います。
 次回4月5日のスタディでは、第3章「シジギー ─ アニマ・アニムス」を読み進めます。ユングによれば、影に比べてアニマ・アニムスは意識化がしづらいとされます。それは一体なぜなのか、アニマ・アニムスがなぜ自己の出現に関わるのか、そもそもアニマ・アニムスとは何であるのか。様々な疑問を念頭にして読むことで、個性化過程の要となるアニマ・アニムスについての理解を深める回にできればと考えています。

 

「ユング『アイオーン』を読む」第1回/全8回
2018 年のユングスタディでは、一年間を通して、ドイツ語・英語版ユング全集の
9 巻・第2分冊に相当する『アイオーン』(原著 1951 年)を読み進めます。
『アイオーン』は、心の全体性を表す元型である「自己」元型について、
歴史的なシンボル史研究を通して様々に考察をしている論文です。ユング晩年の
著作であり、ユング心理学の基本的な考え方を知ることができる整理された内容です。
また、後期のユング思想が持つ幅広い構想を伺うことのできる魅力ある著作でも
あります。
 
 初回となる 3 1 日では、最初にオリエンテーションとして、『アイオーン』がどのような著作であるのか、大まかな内容の全体像の説明をします。本書でのユングの扱う資料がたいへん豊富なので、ともすれば次々に繰り出されるイメージの中で主旨を見失ってしまいがちになります。筋となる部分を見失わずに読み通すためにも、まずは
『アイオーン』の全体像を確認したいと思います。その上で、邦訳テキストの序論、第1章「自我」、第2章「影」を、適宜ドイツ語原文・英訳文を参照しつつ読み進めて
いきます。まずは一年間読み進めていく上での足場固めができればと考えています。
 

アクセスマップ

中野区産業振興センター  〒164-0001 東京都中野区中野二丁目13番14号

JR中野駅南口改札口を出て,左側の交番のわき道を線路に沿い直進,コンビニの手前を右折して100Mほど進んだ左側の建物,徒歩4分

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